http://www.awn.com/files/imagepicker/5086/Autodesk%20Flame.jpg |
1992年当時、CGとプログラミングは分かちがたいものでした、
Flameのエラいところは、そこを分離したこと。
つまり、
アーティストがプログラムを意識しなくても
作品が作れるようにしたことです。
Flameは世界で初めてトラッカーを導入した合成ソフトです。
平面のレイヤーを3D空間に配置できる機能も当初から付いていました。
この当時としては超革新的な機能たちは、SGIのワークステーションで動いたのです。
さて、この時代のワークステーション、スペックはいかほどだったのでしょうか?
以下は、1993年のFlame推奨動作環境です。
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ハードウェア:Silicon Graphics 420VGX
http://adachi-lab.mis.se.shibaura-it.ac.jp/vp/photo/spice_graph.jpg |
メモリー:64 MB
ハードディスク:SCSI-2
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Silicon Gaphics 420VGXってのは
R3000というCPUをデュアルで搭載。
R3000のクロック数は、なんと40MHz!!!!
ところで、
1993年にリリースされた映画に、「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」があります。
覚えていますか?映画版スーパーマリオです。
この作品は、初めてFlameによって作られた映画として記憶されるべきでしょう。
さて、2013年。
Flame 20th Anniversary Editionの動作環境は、
HP Z820。
http://www.hp.com/united-states/campaigns/workstations/images/img_hero-z820.png |
これ、CPUがXeon E5-2687Wです。
クロック数は3.1GHz。
当然マルチコアで、8コア。
メモリーもドカンと512GB
20年前と今、
CPUの周波数で80倍、
メモリーはなんと、10000倍!!!
このように、ワークステーションの性能は、思いっきり上がりました。
思い出してみてください。
映画版スーパーマリオのVFXは、スマートフォンより非力な環境で作られていたんですよ。
最後に、
Flameの開発者Gary Tregaskisは、
その功績で1998年にオスカーを受賞しています。
こちらも、おめでとう!!!
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